半透明

逃げるようにそばにいた。遠く離れていく可能性を切り離せなかった。
災難だ、罰なんだ、と騒ぐ。心あたりがあって、過剰に反応してしまう。
壊される前に、自らで壊す。ことで身を守る。
そうしてすべてを罪悪感に変えることができる。
そんな特技は、いらない。

慣れない。

自由は孤独の上に成り立つことに気づく。絶対的なものなんかなくて
思い込む力だけでどれだけその場所に引きとめておけるかを時にはゲーム感覚で愉める。
長続きしないのは悪いところ。
すいもあまいも、長くは続いていかない。
根拠もなく、期待を上のせする。「期待はずれ」にぶつかってきがすむまで無欲を演じる。

慣れたい。

時間は余らない。だからなにもしない時間が帳消しになることもない。
なにごともなく終わってく毎日がくだらないものでもいいと思える。思いたくて、
本音、殺す。
感傷モードの私から特記すべき言葉がでてくるわけない。
逃げる。逃げる。逃げる。きがすむまで逃げることも有益だと言い聞かせながら。
自己弁護?よわむし?
いいよ、私が一番よくわかってれば。
新しい誰かの前に新しい私を用意して、私はそれをやっぱりゲーム感覚で操る。
そうやってことなきを得て、あたりさわりない、抽象的な存在でいれたら。