宙ぶらり

冷たい空気を肺で汚して

黒いかたまり蓄積してく

 

夕焼け小焼け今日が死ぬ

蒸発したいなにも感じないように

 

人のいたみが理解できない

君の声が思い出せない

 

あと一歩のところで

また踏みとどまって

しぶとさに感心しながら呆れて

みえない遠い将来が

必ず襲ってくるのに無視して

目の前の敵をかわすのに必死

 

青臭い思考どぶに流して

夢のくだりを話せずにいる

 

ぼくのことみんなきらいでしょう

便所にこもって泣いても無駄