晩秋

あのこが生きていたとして今更何を話すんだろうわたしは

見つけられないことにほっとして今ある自由も信じない

あのこはずっとまぼろしで架空の友だちだった

一緒にきいたうた すごしたベッドルーム

朝まできいてた加爾基 精液 栗ノ花

愛おしい 愛おしい 愛おしい青春は

去年散った 散った 散った

そしてわたしたち新しい秋を生きている