dumbo

いたみは気持ちいいの

ぼくにはわからないわからなくなった

薄汚れていく視界の外に

はみだしてってみえなくなった

 

ひとりでいればいいよ

きみにはわからないわかるわけないね

頭の隅でどよめくこい闇

見離されるの待っていたんだっけ

 

甘かったかもしれない

愛などわからない一生かけても

それはいつもあとづけで

正義をふりかざす魔物

 

だめになる余波がきて

不安はつきないさ生きてるうちは

ない知恵ふりしぼっても結局

四六時中横たわっていた

 

気が狂うほど震えた夜の

あとに残った夢の残像

 

今日も生き残れたね

それは大事なことなの

誰かの言葉を反芻させて

無理を承知で暮らすだけ

 

いたみは美しいの

ぼくにはわからないわからなくなった

得体のしれない果てへ果てへと

旅する無抵抗な獣