2013-11-26 分裂 私のような人間が世界に何人いるだろう まわりにはいない ひとりきりのように思える 都会にはと考えた時期もあったが どこもたいそう変りないと悟った 社会に溶けると 私はいなくなるから 精神の統一のために うちにいたい 嘲笑あびれば めが冷めるだとか だれかにとっての都合のよい人間に なれたところで 使い捨てされて 惨めだろう いけないこととは思わないのに 自分の思考を恥じて 隠して 閉ざして生きるのはつらい ような気がしても 外にでれば笑っていられる のは自分に嘘をつくのが 得意だからかもしれない