mahoroba

きみのいない日々に雨を、なにもできない季節はすぎて ただようだけのぼくがふつうの幸せ求めないよう錆びない鎖をください。 不安のない日々なんて夢のまた夢 はにかんでごまかす 他人の言葉にふりまわされないためにはどこにも行かないで余生を使い切ろう …

五月

春は終わりを告げた 勝手に期待して妄想に閉じこもったままの 自分が汚くて消えればいいと思った 君を利用してた 最悪歌になればいいとか強がった 辛いとか話す相手もいない 見透かされてるような 不安だらけの夜 先生には平気って言ったけど 全体嘘まみれ …

定時とは

定時とは一体なんなんだろうてっぺんのない夜は誰かが声をあげるまで帰れない人生がゴミに思える常識の押し付け合い個性の潰し合い楽しくない笑い声が響く当たり前のようにやめちゃえば楽になれるのにそこにいない時はもうどうでもよくなって落ちてるどうせ…

晩秋

あのこが生きていたとして今更何を話すんだろうわたしは 見つけられないことにほっとして今ある自由も信じない あのこはずっとまぼろしで架空の友だちだった 一緒にきいたうた すごしたベッドルーム 朝まできいてた加爾基 精液 栗ノ花 愛おしい 愛おしい 愛…

私がない

不安のない日々なんて夢のまた夢 はにかんでごまかす 私の感情などあなたに関係ない 何もない 話せることがない 水槽の底 同化できない ひとりよがりで大破

さいごおどり

自分みたいな人は嫌いなはずなのに 他人に共感を求めて 自分に似てるところをさがして みつけると愛着もってしまう 今さらあれこれ自己主張をしても先がないなら意味ないから 自分を大切にしてほしいってことだけ伝えられたらいい 自虐的なところがある人を…

さびしくなるね

きみがいなくなっても 無意識のうちに私はしばらくきみの夢をみつづけると思う だんだん美化されて夢のなかのきみをずっと愛す それは嘘の世界でもう既に見分けがつかない 朝目がさめると思いだす それだけのこと 目の前にいるきみを受け入れられない私には …

悲劇

日々に忙殺されて いろんな存在 可能性を忘れかける 過去をきりすてられる人だけが未来へいけるという説もあるけれど 私にはどうしてもわりきれない こうあるべきとか 概念にしばられてかたくなったのうみそを やわらげてくれる命綱たちを愛せなくなったらそ…

midnight

めをとじても眠れないのは夜だけ かといって起きあがることもできない 思春期みたいにむだな抵抗したいけど くたびれすぎてリタイア そんなループでひたすら残念 テレビと雨の音より みみなりのほうがずっと響いてる 布団のなかで氷をかじって 今日のできな…

hidden

秘密がもてなくなったら死んでしまう気がする だからまた日記をかいてる 昔からそう 忘れてしまうのがこわい この気持ちもなんらかの形にできれば少しはみたされる 寂しさ紛らわせても夜眠るときはひとり ひとりでに歩きだす妄想をくいとめる策がない 君のた…

ゆられ

ゆられてたどり着いたのは夢にみた白い箱蒼い熱狂と震える声ね、わかんなくていいよ今にも雨が降りそうな少しよどんだ空をいつまでも見てたゆられながらゆられながらいつまでも見てたあのひあのひとがくれた歌の意味にきづいたときせかいが変わっていくのを…

悪循環

架空の連帯感 過ぎ去って さびしい2月も半ばに すべてを無に帰して 笑えない日々と君が消える妄想 往復 渋滞 睡魔 なんでないてるんだろう なにも考えない人に憧れても 今更治せない だれかが救いだしてはくれない 当然 テレビはにぎわっている いつまで続く…

そこなしぬま

なんだろう ぬるい八方塞がり だれにも言えない だれも気づかない だれかのせいにできたら こわれないですむかな あの人の裏もよくしらない 想像のなかで補完して こわくなって逃げるだけ はきだす言葉は 宇宙の底へ 私のからだは そこなしぬまへ そして 動…

分裂

私のような人間が世界に何人いるだろう まわりにはいない ひとりきりのように思える 都会にはと考えた時期もあったが どこもたいそう変りないと悟った 社会に溶けると 私はいなくなるから 精神の統一のために うちにいたい 嘲笑あびれば めが冷めるだとか だ…

尊い

尊い夜 光る だけでおわる ゆめをみたい 嘘 騙しあう 子ども 水の音 ねむるばか 嫌いだ 遠い渦 一頻り ばらまいて 安心できないでも 経験のない 明日を行く 明日は行く

宙ぶらり

冷たい空気を肺で汚して 黒いかたまり蓄積してく 夕焼け小焼け今日が死ぬ 蒸発したいなにも感じないように 人のいたみが理解できない 君の声が思い出せない あと一歩のところで また踏みとどまって しぶとさに感心しながら呆れて みえない遠い将来が 必ず襲…

冷凍

ぼくの部屋はきたない ぼくの声はきたない ぼくはぼくを呪って それでも生きていて ぼくの夢は儚い ぼくの目には見えない ぼくの命は尊いそんな きれいごとはやめてね クソみたいな歌を 朝晩さいてつくることに なんか意味はあるの クソみたいな歌に 後悔祈…

光の砂

長い夢がおわった ぼくはひとりで帰る 知らない人らの笑う顔から目を逸らす 感覚ない指先で古い記憶なぞるとき だだもれた涙なぜかな 雨がふっていたの 確かめることはできない バスはいってしまって次の便を待ってる 嫌われるの恐れて 吐いたうそふくらんだ…

dumbo

いたみは気持ちいいの ぼくにはわからないわからなくなった 薄汚れていく視界の外に はみだしてってみえなくなった ひとりでいればいいよ きみにはわからないわかるわけないね 頭の隅でどよめくこい闇 見離されるの待っていたんだっけ 甘かったかもしれない …

半透明

逃げるようにそばにいた。遠く離れていく可能性を切り離せなかった。 災難だ、罰なんだ、と騒ぐ。心あたりがあって、過剰に反応してしまう。 壊される前に、自らで壊す。ことで身を守る。 そうしてすべてを罪悪感に変えることができる。 そんな特技は、いら…

現在進行形

食卓を犬や猫が這い廻ってて、平日の昼間に悪夢をみてる。 家にいて恐怖におびえることももうない。 同じような毎日が繰り返されてくだけ。 こんな生活想像できるわけなかった。 記憶は曖昧だから結局なんにも残らない。 一生かけても一瞬で終わるのが人生。…

つよい子はいい子

うたうこと描けること誰かが笑うこと それだけが救い嘘でもなんでもいい おんなじ顔で生まれてそれぞれで死んでく どうしてもこわい 心が壊れるまえにぱたっと心臓がとまってしまえばいい 入り口も出口もなく立ち止まることさえ許されない 運命は悪戯に?冗…

絶対的な世界観、存在感、破壊力

絶対なんてない、誰か言う 誰がわかってくれなくてもいい めまぐるしく過ぎていくさまざまを想うと、なんかむなしい。 感動は褪せてって私の眼にはきっとなにものこらないこと。 ふと振り返ると嫌というほど無駄に歳をとっていてもう取り戻せないこと。 意味…

変われる、変われない

それが好きそう、とかあれっぽい、と言われることがある。 その先入観みたいなものを受け容れたくなくてその場ではあーでもないこーでもないと持論を展開する。 形にあてはまるものでいたくないので。 そうは言っても気になる。 他人の目に自分がどううつっ…

もしもし myself

惰性がきらい 12/09/21 すむせかいがちがう 12/09/21 違和感に殺られるまえに 12/09/20 風 虫の音時々車 闇 睡魔 12/09/20 夢をかたってるあいだだけ自尊心をたもっていられる 12/08/30 幸せになると不幸せがわからなくなる、それはいいことなの 12/08/30 壊…

私は私として時を生きる

私は単純な人間だ。 音楽をきいたあとは似たような歌をうたいたくなるし、美しいものを目にしたときはそれを絵や写真で残したくなる。 小説を読んだあとはこうしてなにか書きたくなる。 いつもならなにを言われてもやるきなんておきないのに 興奮したらそれ…

混沌

何をやってもだめな日は何も願わず眠って眠れず頭痛い夜は 時を忘れて歌でも歌って 物悲しい物悲しい 言ってるうちは放たれず

その基準

そこにいるからえらいの 誰でもゆけるのに そこにいるからなんなの たいしたことない

wel

生き急がなくていいよ 最後に笑うのはあなただから 負けっぱなしでいいよ ここで待ってるからおいで

やわらかい朝

突然にやってきて 慣れた頃に去る風習 そのあとが一番さみしい