april

滲む蒼さに心奪われ
微笑む幼児を横目に謡う
脳内でリピートされ続ける名曲は
かなた、駄作にうずもれる

横切る電車。眼の色失くした犬
軽快にかけてく様子を
フィルムにおさめることで
思考をいっぱいにし、そのうえで
未だきこえるイキノネ。

優しく、暖かく、うそぶく春を
死ぬるまでの永遠を 信じないおおばかもの
私を不幸せにしてるのは、私自信。